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キャンドルの使い方

キャンドルの使い方

誕生日やクリスマスなど、人生で1度はキャンドルに火を灯した事があるのではないでしょうか?​

キャンドルに火がついた瞬間、灯りがゆらめき、影が生まれ、ワクワクする感じもあれば、ほんの少しの風に揺れる灯りに心地よい緊張感を感じます。

 

日常の安定した眩しい電気の明かりとは違って、非日常で特別な空気を生み出す柔らかなキャンドルの灯り。​

​たくさんの方々にキャンドルの灯りが作り出す世界を知って頂きたいです。

今では何でも電気が当たり前になって、「火を使った事がない」という人も増えてくるでしょう。

 

そのためにも大切な使い方を書いておきます。

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​・​何かを敷いて置きましょう。

キャンドルには油分が含まれており、紙・布・革・木・素焼きの陶器などに置くとシミになる事がありますので直置きはおすすめできません。

また、着色されているものや香りが付いているものは色や香りが移ることがあります。

ジェルキャンドルは、家庭用プリンターで使用する光沢紙などの印刷紙類は貼り付くと剥がれない事がありますのでご注意ください。

 

キャンドルに火を着ける時はガラスや陶器のような燃えないお皿やキャンドルホルダーの上で使用しましょう。

 

キャンドルの素材やサイズによっては溶けたワックスが下に流れ落ちる事もあります。

溶け出たロウの形状を愛でるのもアリですが、知らないと慌ててしまう事もあるかと思います。こぼれたロウでお部屋を汚したくない人は、キャンドル本体より大きくて余裕があるサイズで、立ち上がりのある器を使いましょう。

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​・​食べてはいけません。

当然ですがキャンドルは食べ物ではありません。

 

見た目や香りがスイーツなんかにそっくりの美味しそうなキャンドルがありますよね。​​

大人でも間違って食べてしまいそうですが、お子様ならなおさら口に入れてしまう恐れもあります。

小さなお子様は何でも口に入れたがる時期もありますので、手の届く場所で保管・使用しないで下さい。

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またペットがうっかり倒したり、美しい毛並みにロウがついたり、立派な毛やヒゲが燃えないように注意が必要です。

可愛くても心を鬼にして、近くで使わないようにしましょう。

​・​燃える物は近くに置かない

カーテン、服、紙、紐など、燃えやすいものを周りに置かないで下さい。

​特に火の上方には注意しましょう。

購入時に付属しているラッピング用のフィルムなども注意しましょう。

購入時に芯部分が巻かれたり、星やハート型になっている物がありますがこれは飾りです。

そのまま火を付けると燃え上がり危険です。

キャンドルから出ている部分が1cm弱の長さになるように切って火を着けましょう。

また、ドライフラワーなどを使用したボタニカルキャンドルで、安全面を考えるとあってはならないのですが芯付近に花材が配置されたものがあります。燃焼中に花材に引火して燃える危険がありますので火を着けずに観賞用にした方が良いでしょう。

キャンドルには種類や形、素材がたくさんありますが基本的に使い方は同じです。

​・​溶けているロウは熱い

溶けて液状になったワックスは非常に熱いです。

溶けている状態を素手で触ってはいけません。

種類によって異なりますが、よくあるパラフィン系だと融点が60度前後なので熱湯なみに熱いです。

 

​自立式ジェルキャンドルは融点が100度近く、綺麗ですが柔らかいうちに触るとヤケドする恐れがあります。​

溶けている様子を見ていると、つい触りたくなってしまいますが我慢しましょう。

触る場合はしっかり固まってから。

外が固くても中はトロトロな事があるので、ギュッと握らないようにご注意下さい。

​・​火をつけたまま離れない

キャンドルに火がついている状態であれば原則として離れないようにしてください。

着いている火が小さくても、離れる時は消火を確認しましょう。

​特に、細いキャンドルや小さいキャンドルは燃焼時間が短く、倒れる可能性があるので注意が必要です。

火を灯している時間が長くなると、キャンドルそのものが自分の熱で温まり柔らかくなります。

使われているワックスの素材やキャンドルのサイズによって異なるため一概には言えませんが、30分位から様子を見ながら調節しましょう。

連続で使用する場合でも一度火を消してキャンドルを休ませることが長持ちのポイントです。

逆に短い時間の点火を繰り返すと芯だけが燃え尽きることがあります。その場合はカッターなどを使って芯の周りを削って着火します。その際に芯を切らないように注意しましょう。

​バタバタしている時よりも、ゆっくりリラックスできる時に使うといいですね。

​・​火の消しかた

フッと息をかける人もいらっしゃるでしょう。

この方法は火を消すという事では効果はありますが、​「勢いよく吹きかけた息で、溶けたロウが飛び散る」など、思いがけずトラブルになる事があるので注意しましょう。

 

火を消した時に煙と匂いが出ます。

これが苦手な人は、ピンセットや燃えない棒などを使って溶けたロウの中に芯を軽く沈めると煙と匂いを抑える事ができ、安全で簡単に火を消す事ができます。専用の火を消すアイテムもあります。

 

次回火を着けやすくするために、消した後は必ず芯を起こしてておきましょう。

芯を沈めたままにしておくと、固まったロウの中に芯が埋まってしまい着火が大変になります。

​・​寝る時は確実に消火する

寝る前のリラックスタイムについついやりがちなことですが、​ベッドルームでの使用はおすすめではありません。

寝るつもりはなくても、うっかり寝落ちすることもあるでしょう。

燃えない容器に入っていても、火をつけたままの状態で目を離す事は100%安全とは言えません。

寝ている時に鳴ったスマホを取ろうとして倒してしまう可能性が無いとは限りません。

寝返りした時にシーツが当たるかもしれません。

どこで使うにしても寝る時は確実に火が消えている事を確認しましょう。

​・​キャンドル汚れの対処法

自立型ジェルワックスの場合は、冷えて固まれば手で簡単に剥がす事が出来ます。

家庭用プリンターで使用する光沢紙などの印刷紙類は貼り付くと剥がれない事がありますのでご注意ください。

通常のキャンドルの溶けたロウがこぼれてしまった時は、固まるのを待ってスクレーパーなどを使って削り取ります。

薄く残っている箇所はドライヤーで溶かしながらティッシュで拭き取る事ができます。汚れた場所の材質(ナイロンやプラスチックなど)が熱に弱い物は加熱する事によって変形・変色する事がありますので避けてください。

​固まる前に拭くと広がって余計に取りにくくなることがあります。

服や布に付いた場合は、キッチンペーパーの上からアイロンをあてて加熱して吸い取ることが出来ます。(※袖などにかかった場合は、加熱して溶けたロウが移るのを防止するために、袖の内側に複数枚重ねたキッチンペーパーを敷く事をお勧めします。)

だいたいのロウは65℃位で溶けだしますのでアイロンが高温になり過ぎないようにご注意ください。

ただし、服の素材などにより上記方法は適切ではないことがあります。

 

アイロンを使用後は加熱面が熱いうちにしっかりとロウを拭きとっておきましょう。ティッシュを3回くらい交換して拭く事をお勧めします。

​・​保管について

素敵なキャンドルを手にしたら飾っておきたいですよね。

長持ちさせるためのコツです

一般的なキャンドルが溶ける融点は60℃前後からですが、温度が上がるにつれて柔らかくなりますので、気温の高い夏季は曲がったり変形する事があります。

逆に冬は暖房の風が当たる場所やストーブの近くには置かないようにしましょう。

冷えた状態のキャンドルに火をつけると温度差でクラック(ひび割れ)が入ることがあります。

 

直射日光はキャンドルの変形や変色、ロウの溶け出しなど著しく劣化させる原因となりますので避けましょう。

​ジェルキャンドルはホコリが付くと取れにくくなりますので使用しない時はケースに入れての保管をお勧めします。

そして、小さなお子様の手足が届く場所、飛び乗るような場所は避けましょう。

​落として破損や怪我をする恐れがあります。

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​・​ジェルがくすんだ時

​自立型​ジェルワックスの特長である透明感とプルプルした触感。

当然触りたくなってしまいます。

ただし汚れが付きやすいので、触る前に石鹸で手を洗っておくことをおすすめします。

指が汚れていたり、油分が付いていると指紋が付きやすくなります。

くすんでしまったときは、くすんだ箇所をライターの火でほんの一瞬だけ加熱すると綺麗になります。

火力が強すぎたり、火を当てすぎると(1秒でも長いくらいです。)溶けて部分的に変形しますのでご注意ください。

​加熱した直後の表面は柔らかくなっているので触らないようにしましょう。

汚れ具合によっては完全に綺麗にならないことがあります。

正しく使って安全に
キャンドルのある時間を
お楽しみください。

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